スモールハウス 高村友也さん📚
スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 📚を読んだ。
スモールだからこそ得られる自由な生活という帯文字にひかれ、
おもわず手に取ってしまった。
こちらです ↓
私の今暮らしている自宅は、築40年の中古住宅をリフォームしたもの。
新しい住まいをどうするか?
新築するのか? また中古を買うのか? 夫婦で悩んでいる所。
またにタイムリーな話題で参考になるかな~と読んでみた。
家を持つということは、人生に大きく影響します。
人生で稼ぐ所得の大部分が住宅ローンに当てられている家庭も少なくありません。
「生きるために必要なもの」が何であって、
どうしたら自由を犠牲にすることなくそれらを手に入れることができるのか、
指折り数えていったらー小さな家ができあがった。
背表紙うらより
著者は、都心から原付で半日ほど ←(かなり遠い)雑木林の中、
10万円足らずで3坪ほどの小屋を自分でつくり生活している。
雑木林なので固定資産税がない ← これは大きなポイント。
電力は、ソーラーパネル利用でつつましい生活、食費のみ月2万。
我が家は、さすがに2万では無理ですな~、4人家族ですし。
「生きる楽しみは食べること」の家庭ですから、食費は月8万は必要。
雑木林暮らしもX 著者は一人なので思いきった事が出来ましたね~。
極端な生活ですが、発想は素晴らしいものがありますね。
ソーラーパネルの利用は検討したい所です。
そして固定資産税の安い所を選ぶ。ここがキモ!ですね。
アメリカでは サブプライムローンの破綻、2008年ごろから、
スモールハウスが注目されていると書かれていますが、確かに
お引越しも家ごと手軽に移動できるし、必要なものはすべて揃っています。
トレーラーハウスとはまた違う、ミニマムな暮らしに少し興味が湧きます。
アメリカという国の持つ性質からもスモールハウスは受け入れられ易いんですね。
日本では滅多に見かけないセルフビルドというシステム。
アメリカの1割以上の一般人が自分で建て、メンテナンスも行うそうです。
さすがDIYがあたりまえのアメリカ、ツーバイフォーもそうやってできたらしい。
自分自身にあった自分だけの家って最高の気分ですよね。
小さな家で過剰な消費活動から距離を置く
限られたスペースの中で、自分が共に生活したいと思うものだけを選ぶ。
自然にダウンサイジングされ、環境にも優しい。
材料費は住宅価格の3割。お金に余裕ができ心も平穏に過ごせる。
この本を読むといい所ばっかりだ~と思いますよ。
贅沢というと貴金属やブランドものだけと思いがちですが、
実は家にかかるお金の桁が違うことに皆さん気づいてますか?
家を建てる人は、家族のために当たり前に懸命に働いて
へたをすれば一生住宅ローンの負債を抱えることになります。
夢のマイホームに向かって進む時代はもう終わりました。
本文にも書かれてますが、こういった暮らし方は、
社会全体の消費活動の縮小を招く事になるのかな?
しかし土地神話がもうなくなり、価値が目減りする時代にあっては当然ですよね。
家って高すぎる!!!
技術や知識は間違いなく進歩している昨今。石油を利用し豊かな生活をおくる。
それなのに、なぜフルタイムで必死に働いているのか?
生きること以外にかける労力が相対的に増えてきたから、
贅沢を押し売りする行為、宣伝など買い物をさせるような世の中の流れだから。
と、毎日の生活の過ごし方にも著者はメスを入れてます。
確かに便利な世の中になっているんですが、複雑にもなってますよね。
物もあふれて、毎日の生きる中でいろいろな事を選択しなければならないような
もっと、単純でシンプルな生活を私達は求めています。
経済から自由になるため
森の生活のヘンリー・ソローに習う人々も本の中で紹介されてました。
大きな家と大きな負債を背負い、自然世界を味わう時間のない生活は
馬鹿なもののすることだ、と言ってます。
最も贅沢な暮らしは、じぶんの本当に好きなものと過ごし自分に語りかけること。
余計な物がないスモールでシンプルな生活は精神的な感覚が研ぎ澄まされる
会話を大切にして質素な生活と高度な思想をと語っています。
この著者のように極端な生活にシフトすることは出来ませんが、
学ぶところはいっぱいありました。
物にあふれた生活は確かに精神が落ち着かないように思います。
自分が大切なものに囲まれ、大切な人と会話を楽しみ本を読む。
そんな風に暮らしていきたいな。
新しい我が家については、今一度じっくり考えます。
べた~🌸